-
【森中】人事制度上、「残業」が免除される働き方について考える(1)
「働き方改革」の一環で、長時間労働の抑制に取り組む企業が増えている。労働者の志向にも徐々に変化が見られ、私のクライアント先においても、残業の無い働き方を希望する社員の層が増えてきているように日々感じている。 さて、本来時間…
-
【岸本】あえてセオリーを外す②
(前回を見ていない方は、まず「あえてセオリーを外す①」をご覧ください) 今回は、セオリーを外す場合の留意点をお伝えします。留意点は以下の2点と考えます。 Ⅰ.セオリーは無視しない 前回のA社の事例では、セオリーを無視…
-
【岸本】あえてセオリーを外す①
人事制度の設計に関する知識は、雑誌やネット記事、書籍で簡単に入手できる時代になりました。雑誌やネット記事、書籍には、人事制度作りの“セオリー”が書かれていますが、実際のコンサルティングの場面では、あえてセオリーを外した解決策をとることもあり…
-
【森谷】人事制度の見える化(2)
(前回を見ていない方は、まず「人事制度の見える化(1)」をご覧ください) (3) 人事ポリシー(人事方針)が浸透していない場合 最も問題になりやすいパターンがこれです。 例えば、貴社は「なぜ家族手当を支…
-
【森谷】人事制度の見える化(1)
人事制度構築に関するご依頼について共通しているのは、「人事制度をオープンにし、社員に見えるようにしたい」というものです。 評価基準や賃金制度をオープンにしないなら、社長や役員が自分たちの主観で評価し、それに合わせて賃金を決…
-
【岸本】人事制度は不平等である
人事制度は不平等な仕組みです。 なぜなら、 ・評価が良い人、悪い人 ・昇格が速い人、遅い人 ・手当がもらえる人、もらえない人 …etc. といった具合に、社員の明暗を分けてしまうことが避けられないからです。 どれだけ頑張っ…
-
【森谷】第15回:大企業と中小企業
大企業と中小企業の人事制度は、在り方が少し違うと考えています。ここでの大企業・中小企業の定義は、単純に従業員規模だとお考えください。 賃金制度においての違いは、前回(第14回ご参照)述べたことも絡みます。 個別対応や特別待遇が多く…
-
【森谷】第14回:人事制度の“見える化”と“見えない化”
人事制度を作る際のポイントとして、「オープン」「シンプル」というキーワードがあります。 できる限り「オープン」にして公正さを追求し、そのためには「シンプル」でなければ社員は理解できない、という理屈かと思います。 人事制度の“見える化”で…
-
【森谷】第11回:マジョリティとマイノリティ(2)
(第10回を見ていない方は、まずそちらをご覧ください) ご支援先である建築業のB社では、専門職をマジョリティ(幹線)、管理職をマイノリティ(支線)に設定しています。 もともと、①専門職志向を持った労働者が多い業界であることに…
-
【森谷】第10回:マジョリティとマイノリティ(1)
労働者の勤務志向が多様化するに従い、企業の人事制度も多様化しています。 2013年に実施した調査(労政時報 3847号)によると、「複線型人事制度」を設けている企業は40%を超えており、筆者が人事制度の導入を支援した企業に限れば90%を…