-
【森谷】第19回:中小企業の教育体系(2)
(第18回を見ていない方は、まずそちらをご覧ください) 中小企業で必要なのは、「教育体系」ではなく「教育計画」だと感じます。 ①教育体系の定義 企業(組織)が安定的に運営されることを想定し、毎年ほぼ一定の昇格や代謝(入社&…
-
【森谷】第18回:中小企業の教育体系(1)
「教育体系づくりの支援をしてもらえないか」というご相談があります。 階層別・職種別にプログラムを組み、昇格や異動が発生すると特定の研修を受ける仕組み、といった大企業でのイメージです。 せっかくのお話しなんですが、単にOff-JTを…
-
【森谷】第17回:年俸制は難しい(2)
(第16回を見ていない方は、まずそちらをご覧ください) 【反対理由2】実は分かりにくい 過去の経験則として、収入を年俸で捉えるのは経営層や優秀なビジネスマンです。 一般的には月給、更に言えば手取りで賃金を捉えています。 …
-
【森谷】第16回:年俸制は難しい(1)
「賃金を年俸で支払いたい」というご相談は多いものです。 年俸制が流行った一時のように、「年俸なら残業を払わなくていいんでしょ?」といった誤った相談を受けることは少なくなりましたが、感覚的に捉えて導入を考えている経営者は多いですね。 …
-
【森谷】第15回:大企業と中小企業
大企業と中小企業の人事制度は、在り方が少し違うと考えています。ここでの大企業・中小企業の定義は、単純に従業員規模だとお考えください。 賃金制度においての違いは、前回(第14回ご参照)述べたことも絡みます。 個別対応や特別待遇が多く…
-
【森谷】第14回:人事制度の“見える化”と“見えない化”
人事制度を作る際のポイントとして、「オープン」「シンプル」というキーワードがあります。 できる限り「オープン」にして公正さを追求し、そのためには「シンプル」でなければ社員は理解できない、という理屈かと思います。 人事制度の“見える化”で…
-
【森谷】第13回:年齢給の使い方(2)
(第12回を見ていない方は、まずそちらをご覧ください) 2社目は機械器具の卸売業(社員数50名)です。 ・社長の理念として、若いビジネスマンを育て、一流にしたいという想いがある。 ・一流のビジネスマンを養成するためには、素…
-
【森谷】第12回:年齢給の使い方(1)
企業の基本給を設計する際、「年齢」「能力」「役割」「職務」等の中から選択してコンセプトを設定します。 年齢給は下火であり、能力給はいまだに根強く、役割給は増えてきており、同一労働同一賃金を見据えて職務給にチャレンジする企業が出てきている、…
-
【森谷】第11回:マジョリティとマイノリティ(2)
(第10回を見ていない方は、まずそちらをご覧ください) ご支援先である建築業のB社では、専門職をマジョリティ(幹線)、管理職をマイノリティ(支線)に設定しています。 もともと、①専門職志向を持った労働者が多い業界であることに…
-
【森谷】第10回:マジョリティとマイノリティ(1)
労働者の勤務志向が多様化するに従い、企業の人事制度も多様化しています。 2013年に実施した調査(労政時報 3847号)によると、「複線型人事制度」を設けている企業は40%を超えており、筆者が人事制度の導入を支援した企業に限れば90%を…