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【森谷】第4回:人材育成を“押し付けない”(1)

「社員の成長が会社の成長」といった理念や、「人事評価制度は人材育成のために」といった方針を掲げている会社は多いですね。

 

人材育成に熱心な会社の上司は、部下に「何がしたいんだ?」「将来どうなりたいんだ?」などと問いかけ、回答を求めます。

「取りあえず生活ができれば…」などと答えようものなら、「もっと夢を持て」「何かやりたいことはないのか」と追い打ちがきて、部下は苦し紛れに「早く課長に…」などと回答します。

すると上司は、「だったら君は、まずコミュニケーション力を磨き、それからお客様に対して…」と話し出しますが、部下はうわの空。

 

貴社の人材育成(研修を含む)は、押し付けになっていないでしょうか?

執筆者

森谷 克也 | 人事戦略研究所 所長

企業の成長を下支えする人事戦略の策定・活用が図れるよう、
経営計画・人事システム・人材育成を一連で考える
人事戦略コンサルタントとして実績を積んでいる。
企業支援においては、①企業風土(社風、経営理念など)を大切にすること、
②中期的視点(業界環境、管理者レベル等)を持つこと、
③そして何よりシンプルで分かりやすいことをモットーとしている。