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【森谷】第1回:中小企業でも人事制度は必要か?(1)

社員数50名以下の中小企業様から「人事制度を作りたい」と問合せいただくことがよくあります。

書籍やセミナーを通じて弊社の人事制度の考えをお知りいただき、お声がけいただくのは嬉しいものです。

 

訪問してお話を聞いてみると、「なんとなく人事制度が必要な規模になってきたから」という理由でお声がけいただくことも多く、そんな時は失礼ながら、質問をさせていただくようにしています。

 

「本当に、御社に人事制度が必要ですか?」

 

せっかく“発注”するつもりで呼び寄せたコンサルタントが、それを否定するような質問をするので、戸惑うお客様も多いようです。

しかし結果として、「あなたに最初にあの質問をしてもらって、人事制度にどんな意味をもたせればいいか考えることができた」と言っていただけます。

 

筆者は、人事制度策定は「目的」ではなく「手段」だと考えます。

貴社は、人事制度にどんな意味を持たせるでしょうか。

執筆者

森谷 克也 | 人事戦略研究所 所長

企業の成長を下支えする人事戦略の策定・活用が図れるよう、
経営計画・人事システム・人材育成を一連で考える
人事戦略コンサルタントとして実績を積んでいる。
企業支援においては、①企業風土(社風、経営理念など)を大切にすること、
②中期的視点(業界環境、管理者レベル等)を持つこと、
③そして何よりシンプルで分かりやすいことをモットーとしている。