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人事制度の策定・改定を経営陣にどう提言するか
筆者がご支援してきたクライアントにおいて、人事担当者の方が評価・処遇の決定方法への問題意識を持ち、経営陣に対して人事制度の策定・改定の説得をしたというケースがいくつかあります。しかしながら、経営陣に問題認識を持ってもらうのは必ずしも上手くは…
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人件費ミックス
筆者がコンサルタントとして駆け出しだった頃、ご支援先であった企業の社長の言葉が今でも印象に残っており、自身のコンサルティングポリシーの1つになっています。それは、 「生き金」にする です。 「生き金」とは、新たな価値を…
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インセンティブ制度を見直す際に考えるべきこと
インセンティブ制度は、成果を数字で適切に測れる職種において、非常に有効に機能します。しかし、賃金に占めるインセンティブの割合を低減(あるいは廃止)し、数字以外の評価要素における割合の増加を検討する場合もあります。この検討を行うきっかけとして…
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2040年問題?予想される人口構造変化
2023年は人的資本経営(人的資本の情報開示)の取組み元年ということで、トレンドワードとして様々な媒体でも取り上げられていました。人的資本経営では、「社員を資本と捉えて積極的に投資し、その価値を最大限に生かすことで、企業価値を高めていく経営…
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人事制度設計における「有意義な他社事例活用」と「無意味な他社事例活用」
筆者が人事制度設計のコンサルティングを行っている段階、あるいは、コンサルティングを行う前の段階において、「他社事例を知りたい」との声を聞くことは多くあります。 弊社では1000社以上での人事制度設計の実績がありますので、事例が多いのは強み…
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新人事制度の導入時TODO
人事制度(人事評価・賃金制度)の変更は、社員にとってインパクトが大きい事柄です。 “何をどうすれば、自分の給料が決まるのか(今後上がるのか)”は、キャリアやライフプランを考える上で大きな関心事ですし、仕事の取組み意欲やエンゲージメントにも影…
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「地域限定社員制度」は最適解か? ~地域限定社員制度を廃止した最新事例の紹介~
1:地域限定社員制度とは 転勤したくないという志向の人材増加に伴い、ここ10年程度で地域限定社員制度を導入した企業は多いように感じます。 地域限定社員制度とは、「A.配属場所に限定がないコース」と「B.配属場所が特定の範囲内に限定される…
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役職定年 再考
1:役職定年制の現状 最近、人事制度改定のご支援をしていると、高確率で検討テーマとなるのが役職定年です。 データによると、2022年の調査において導入している企業は29.1%(労政時報4039号)となっており、2010年の調査から大きく…
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人事制度改定は企業の器量が試される
人事制度改定の目的として意外と多いのは、 「社員の実力と賃金に乖離がある。リセットしたい」 というものです。 ・例えば、人手不足の中、自社本来の賃金水準より高い社員を採用したが、期待していた活躍はしなかった。 …
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ジョブリターン制度
コロナ禍の令和2年に約1.18倍まで落ち込んだ有効求人倍率は、令和4年に1.23倍、令和5年3月には1.32倍にまで上昇しています。 コロナ禍の直前は、最高で1.60倍という高い数値でしたが、お客様からは「コロナ前よりも人が採れない」と…