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【小田原】初めての人事評価制度導入で押さえるべきポイント

今回は、はじめて人事評価制度を導入する企業様向けの内容です。

人事評価制度の構築を行ってきたプロジェクトメンバーが、導入のタイミングで不安になられることがあります。評価基準等について、現時点ではこれ以上ブラッシュアップをする余地がないと皆が思っているにもかかわらず、です。

不安の原因の多くは、やってみないとどうなるか分からない、という心情から来ていると考えられます。これは、社員に対する新制度説明会の直後に取るアンケートに「前向きな印象は受けつつも、現時点ではやってみないと分からないので、何とも言えない」といった感想が多く書かれることからも分かります。

やってみないと分からない、という側面は確実にあります。そのため、取るべき対策としては、「まずはスタートさせてみること」しかありません。心持ちとしては、ベストを目指すのではなく、ベター(最悪でも現状維持)で十分、と思って取り組みましょう。まずは導入し、やりながら改善して、ベストに近づけることの方が重要です。

 

とは言え、マイナスの影響が発生することだけは避ける必要があります。そこで、最低限押さえるべき3つのポイントを挙げます。

 

①評価者研修を行う

はじめて人事評価制度を導入する企業で評価者研修を行わなかった場合、それだけで運用失敗の大きな原因になりうると言っても過言ではないほど、評価者研修を甘くみてはいけません。

実施されなかった場合では、「評価者同士で明らかな甘辛が発生する」「評価表をきちんと見ずに感覚でつける」「そもそも評価表の使い方などが正しくわかっていない」などの事が圧倒的に起きやすくなります。

もちろん、1度の評価者研修だけで全ての問題が完全に解消されることはありませんが、全く実施していない企業と1度実施した企業では、運用において大きな差が生まれていると感じます。評価者研修は必ず実施するようにしましょう。

 

②制度に“アソビ”の部分を持たせておく

繰り返しになりますが、やってみないと分からない点は必ずあります。そのため、特に導入当初は、一定のアソビを持たせておきましょう。具体的には、「評価表で出てきた点数の序列から、機械的に評価ランクの決定を行わない(一部、主観で逆転させる)」「経営陣が鉛筆をなめられる部分を一部持っておく」等が考えられます。

 

③運用の体制を確立しておく

既述の通り、制度は運用しながら改善することが必要です。改善すべき事項が挙がった際、それに対する対応がうやむやにならないよう、意見集約や改善の実施等を行う部署やメンバーを明確にしておきましょう。例えば、全体の意見集約や運用ルールについては人事部が実施、評価基準の改善案の作成は各部門長が実施、といった具合です。

 

不安になることもあると思いますが、これらの要素が押さえられていれば、まずは導入し、運用しながらより良いものにしていきましょう。

 

執筆者

小田原 豪司 | 人事戦略研究所 シニアコンサルタント

大学で経営学全般を学ぶなか、特に中小企業の「ヒトの問題」に疑問を感じ、新経営サービスの門をたたく。
企業の「目的達成のための人事制度構築」をモットーに、顧客企業にどっぷり入り込むカタチで人事制度策定を支援している。