【森谷】第4回:人材育成を“押し付けない”(1)
「社員の成長が会社の成長」といった理念や、「人事評価制度は人材育成のために」といった方針を掲げている会社は多いですね。
人材育成に熱心な会社の上司は、部下に「何がしたいんだ?」「将来どうなりたいんだ?」などと問いかけ、回答を求めます。
「取りあえず生活ができれば…」などと答えようものなら、「もっと夢を持て」「何かやりたいことはないのか」と追い打ちがきて、部下は苦し紛れに「早く課長に…」などと回答します。
すると上司は、「だったら君は、まずコミュニケーション力を磨き、それからお客様に対して…」と話し出しますが、部下はうわの空。
貴社の人材育成(研修を含む)は、押し付けになっていないでしょうか?