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【森谷】上司ができること(1)

昨今、多くの管理職はプレイングマネージャーです。

担当者として部署で最も大きな成果を上げながら、計画管理を行い、部下をマネジメントします。

かく言う私もプレイングマネージャーですので、大変さはよく分かります。

 

管理職研修のトレーナーを務めることも多いのですが、管理職には以下のような問題タイプがあります。

 

 ・兄貴・姉貴タイプ

  :プレイヤー気質が抜けない。上司というより、単なる兄貴・姉貴分。

 ・他責タイプ

  :遠回しに部下のせいにする。口癖は「何度も指導しているんですが」

 ・真面目タイプ

  :全ての事に真面目に取り組み過ぎ、自分を追い込んでしまう。

 

(1)最もよく見かけるのが兄貴・姉貴タイプです。

プレイヤーとしての実績を認められて管理職登用されるも、意識が変わらないまま管理職をしているタイプで、中小企業では特に多く見られます。

とある企業の管理者研修を行った際、ある受講者に「管理職になった時に何か変えようとしましたか?」と質問したところ、「自分も何をすればいいんだろうと思って部長に相談したんですが、今まで通り頑張ってと言われました」と返ってきました。

 

中小企業では、管理職になる際に意識を切り替えるタイミングが無いことが多く、それが問題になったりします。

初任管理職研修を実施(人数が少ない場合は社外研修に出す)できれば理想ですが、難しければ、昇格試験で理想の管理職像を作文させたり、全員の前で辞令を交付した上で意気込みを述べさせたりするだけでも違うものです。

 

(次回に続きます)

執筆者

森谷 克也 | 人事戦略研究所 所長

企業の内部環境・外部環境の変化を想定し、企業の成長を下支えする人事戦略の策定・推進が図れるよう、「経営計画-人事制度-人材育成」を一連でデザインする組織・人事コンサルタントとして実績を積んでいる。
カタチや理論に囚われない、「中小企業の実態に即したコンサルティング」を身上とし、現場重視で培った独自のソリューションを多く開発している。