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目標管理制度において目標の立て方に迷ったとき

目標管理制度を導入している企業では、目標を立てるのが難しい、目標がマンネリ化しているという悩みをお持ちの方も多いのではないでしょか。今回は、目標設定する際に知っておくと便利な考え方をご紹介します。

 

目標を設定する際には、中長期目標と短期目標、定量目標と定性目標、あるいは業績目標と育成目標など目標の種類を考えることによって、どんな目標を設定すれば考やすくなります。

今回は、以下に示すように是正型目標、向上型目標、回避型目標、設定型目標という4つの種類を取り上げます。

 

 

これは図表にあるように、縦軸に『時間軸』、横軸に『目指す成果の方向性』をとって整理したものです

時間軸は、

 ・現在:現在の延長線上で想定する

 ・未来:将来からみて逆算する

目指す成果の方向性は、

 ・マイナス⇒ゼロ;悪い状態を解消する

 ・ゼロ⇒プラス;より良い状態を創出する

 

このような整理のもと、具体的には次のような目標設定を行っていきます。

 

 ①是正型の目標
この目標では、すでに起こっている悪い状態を改善する為の目標を設定します。
例えば「商品の納期が守れていない事が多いので、納期遵守に取り組む」といったものになります。
おそらく、目標管理制度における目標の多くがこの組み合わせに該当するのではないでしょうか。

 

②向上型の目標
こちらはすでに十分な実績や成果が出ている部分について、さらに高い/成長した状態を目標として設定する場合です。
例えば「現状、業界内シェアトップの製品について、売上をさらに伸ばす為に改善案を出す」といった形で目標を設定します。

 

③回避型の目標
これは将来的に発生する問題を予測し、問題が起こった時に回避できるよう何をすべきかを目標として設定する場合です。
例えば「新興勢力が市場に参入しており、将来的にシェアを奪われることが予測されるので、新たな市場を開拓する」など、現在ではなく将来を見据えて目標を立てます。

 

 ④設定型の目標
これは将来において現在に囚われず全く新しい発想でプラスの状態を作ることを目標として設定する場合です。
例えば「製造業であるがAI技術の進展が目まぐるしいので、AI技術を活用したIT系事業モデルを検討する」などです

 

このような組み合わせで目標を捉えることで、今までとは異なった観点で目標を設定することができるでしょう。但し、設定した目標の優先度や緊急性を判断した上で、取り組むべき目標を選ぶようにしましょう。そのようにすることがより効果的な目標を立てることに繋がるのではないでしょうか。

 

 

執筆者

岡本 充裕 | 人事戦略研究所 コンサルタント

前職では、製造業にて経理・採用・制度企画などに7年間従事。組織の抱える悩みや課題を解決する事の難しさを痛感するとともに、組織創りの遣り甲斐を感じた。この経験を活かして、より多くの企業に対して支援をしたい想いから、新経営サービスへ入社。コンサルティングを通して、経営者の『抱える問題を解決する』『夢を叶える』為の力になりたいという熱い想いを胸に、経営者と二人三脚で歩む人事コンサルティングを心掛けている。